国連環境計画等、地球上の生物種数は約870万とする研究報告を発表

発表日:2011.08.23

国連環境計画の世界自然保全モニタリングセンター、カナダのダルハウジー大学などの研究者らは、地球上の生物種数は約870万とする研究報告を発表した。これまで、生物種総数の推定値には、300万~1億と大きな幅があった。現在の生物分類体系では、生物を下位から上位に向かって、種、属、科、目、綱、門、界の階層で分類し、約125万種がデータベースに登録されている。今回の研究は、この登録された生物種を分析し、種と上位階層との間の数値的パターンを突き止めたことで、より正確な生物種数を算出できたという。報告書によると、870万種のうち、動物が777万種、植物が29万8000種、菌類が61万1000種と推定。また、650万が陸上種で220万が海洋種だという。陸上種の86%、海洋種の91%が未知種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで生息状況を監視している種は全生物種の1%に満たないという結果となった。研究者らは、人間活動により種の絶滅速度が加速するなか、生物種の把握は、科学的かつ社会的な優先事項であるとしている。

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