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 IPCC第5次評価報告書の統合報告書完成のための会合が開幕

発表日:2014.10.27


  気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第5次評価の最終成果物となる統合報告書を完成させるための会合が、コペンハーゲンで開幕した。この統合報告書は、過去13か月間に公表された3つの作業部会報告書(気候変動の自然科学的根拠、影響・適応・脆弱性、緩和)と2011年に発表された2つの特別報告書の重要事項を統合するもので、これら複数の報告書を比較し、関連する情報を統合することで、新しい視点を提示するという。会合では、IPCC参加国の代表が報告書草案を執筆した科学者らと共に、「政策決定者向け要約」を一行ずつ、報告書本体をセクションごとに精査する。完成した報告書は、2014年11月2日に公表される。第5次評価報告書の作成には、80か国以上から830人を超える科学者が参加しており、気候変動に関するこれまでで最も包括的な評価報告書になるという。IPCCは、統合報告書は気候変動を食い止めるために行動を起こす必要性について根拠を示し、政策決定者に世界的合意形成へ向けてのロードマップを提供するとしている。

情報源 気候変動に関する政府間パネル(IPCC) プレスリリース(PDF)
国・地域 国際機関
機関 気候変動に関する政府間パネル(IPCC)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | IPCC | 影響 | 政策 | 緩和 | 適応 | 自然科学 | 脆弱性 | 統合報告書 | 政府間パネル
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