IPCC、世界中で増大している気候変動のリスクと適応策を示した第5次評価報告書の第二作業部会報告書を承認・公表

発表日:2014.03.31

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、気候変動の影響はすでに発生しており、世界はそのリスクに対する準備が整っていないとする第二作業部会報告書「気候変動2014:影響・適応・脆弱性」を承認・公表した。報告書はまた、このようなリスクへの適応策はあるが、温暖化の程度が強くなればリスク管理はむずかしくなる、とも警告している。報告書は、農業、人の健康、陸上や海洋の生態系、水供給などに気候変動の影響がすでに表れていることを示し、将来的リスクやリスク低減のための効果的な適応策を具体的に示した。第二作業部会のビセンテ・バロス共同議長は、世界が今後、多数の気候変動リスクに直面する中で、適応が重要な役割を果たすとし、クリス・フィールド共同議長は、気候変動への適応という課題を理解し前向きに取り組むことで、より活気ある世界につなげることができるとしている。パチャウリIPCC議長は、「IPCC報告書は人類史上有数の野心的科学事業」だとして、報告書作成にあたったすべての人の貢献に謝意を表した。

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