フランス国立温暖化影響観測所、気候変動による森林の影響について環境大臣に報告

発表日:2015.02.11

パリ気候会議を数か月後に控え、またフランス森林公社50周年にあたり、国立温暖化影響観測所(ONERC)は、気候変動下の木々と森林に関する報告書をフランス環境大臣に提出した。報告書は、科学的研究に基づき気候変動の森林への影響をさまざまな側面から検討したもので、結論として、1)フランスの森林は国土の30%を覆い、人間社会にとって多様なサービスを提供している。特に、気候変動の調整(国の1年間のCO2排出量の約15%を吸収)や、生物多様性の保護は重要である。2)森林の気候変動への感受性は高い。生長に長いサイクル(平均50年~250年)が必要だが、気候変動が強大で急激な圧力をかけているため、樹種によっては生育適地が北方あるいは高地に移動している。3)フランスの林業部門は、森林を守り、気候変動に適応し、この生きた財産の価値を高められるよう、気候変動の脅威に対する取組を進めている。報告書はこのほか、短編小説の形で未来の展望を試みた「森の散歩2050」を提示している。

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