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 フランス、生物多様性法案を発表

発表日:2015.03.12


  フランスのセゴレーヌ・ロワイヤル環境・持続可能な開発・エネルギー大臣は2015年3月12日、生物多様性法案を発表した。法案は、同3月16日から19日まで国民議会(下院)で審議される。発表によると法案の主な内容は、1)フランス生物多様性庁を設立(国の自然環境の保全・知識・研究活動の部門)、2)自然遺産や景観の価値をみとめ保護・管理する手段を強化、3)野生生物(サイ、ゾウ、熱帯の木材など)の違法取引に対する罰則を強化、4)自然資源、特に動植物・微生物の研究により得た利益の公正・衡平な配分(特に化粧品・薬品企業など)、5)海洋・沿岸域や河川での生物保護区の設置などにより、自然と人間活動のバランスのとれた経済発展を推進、6)気候変動への対策の関連での生物多様性保全(都市の緑地による熱波の緩和、樹木による沿岸浸食の防止など)、7)生物多様性による健康保護と汚染防止を推進(自然の水浄化機能の利用、船舶の未処理バラスト水の投棄禁止)、などである。

情報源 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省 プレスリリース フランス環境・持続可能開発・エネルギー省 水・生物多様性 プレスリリース
国・地域 フランス
機関 フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 気候変動 | 野生生物 | 景観 | 自然資源 | 自然遺産 | 保護区 | フランス環境・持続可能な開発・エネルギー省
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