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 ドイツ連邦環境省、生態系の価値を可視化し証書として資金につなげる新プロジェクトを支援

発表日:2015.07.15


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、国家自然景観地(NNL)の自然がもたらす隠れたサービスを可視化して金銭の価値で評価し、気候と生物多様性を組みあわせた炭素証書を販売する新プロジェクトを支援する。NNL(ドイツの全ての国立公園と生物圏保護区、一部の自然公園)で行われる湿地や森林の自然保護事業は、対象とする自然だけでなく、他の価値ある生態系サービスも保全している。たとえば湿原を再生すると、費用をかけずに温室効果ガスの排出を抑制し、生物多様性にとっても価値の高い生息地を確保する。生態系の機能のもつ価値は過小評価されることが多いが、この証書は、明確な基準と規則によって、気候と併せ、目に見えにくい環境面の利益を評価するもので、売り上げは新規事業の資金となる。企業にとっても魅力的な投資だという。証書の販売のため、NNLの統括団体であるEUROPARCが4年間のプロジェクト期間中、効果的な市場化のシステムを構築する。プロジェクトにはBMUBが約120万ユーロを支援し、連邦自然保護庁が専門分野での支援を行う。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード 生物多様性 | 生態系 | ドイツ連邦環境省 | 気候 | 自然保護 | 可視化 | 炭素 | 国立公園 | 生物圏保護区 | BMUB
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