ドイツ連邦環境省(BMUB)と連邦自然保護庁(BfN)は、自然と生物多様性に関する全国規模の国民意識調査の結果を発表した。調査はドイツ人の自然保護や農業に対する考え方について初めて詳細な分析を行ったものである。発表によると、回答者のうち83%が農業における自然保護について法規則の強化を望み、92%が農業の環境影響に関して農家がより考慮することを期待し、93%は食品生産における動物福祉を求めている。また76%は農業での遺伝子組み換え技術を禁止することが重要だと感じている。今回の調査では「都市の自然」に関しても初めて全国規模でデータ収集を行った。回答者のうち94%が、都市の全域で自然と親しめることを求めており、特に経済弱者や高齢者に、街中の自然を利用する頻度が高いことが示された。環境大臣は、「すべての住民が歩ける範囲で都市の自然と親しめるようにしなければならない。公園や街路樹によって住宅地の緑化を進めるほか、建物の玄関や屋根の緑化、都市型ガーデニングなども重要となる」と述べている。
情報源 | ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース |
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国・地域 | ドイツ |
機関 | ドイツ連邦環境省(BMUB) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 生物多様性 | ドイツ連邦環境省 | 農業 | 自然保護 | 意識調査 | 環境影響 | ドイツ連邦自然保護庁 | BMUB | BfN |
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