国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC)は、気候変動に対する短期資金の透明性を高めるポータルサイトを開設した。これは、途上国の温室効果ガス排出削減策や気候変動の影響への適応策のために、先進国が拠出する短期的財政支援の拠出状況を示すもので、UNFCCCのウェブサイトからアクセスできる。先進国は、途上国(特に最貧国や気候変動に脆弱な国々)に対し、2010~2012年に短期資金300億ドルを支援することを約束している。2011年11月28~12月9日に南アフリカ共和国のダーバンで開催される気候変動枠組条約第17回締約国会議(COP17)では、この公約資金の拠出状況を検証し、また、2010年末のCOP16で採択されたカンクン合意に基づき、途上国の気候変動対策を支援する「グリーン気候基金」の設立に取り組む予定である。新ポータルサイトの情報により、途上国の人々に役立つ財政支援やそれによる支援事業について透明性が確保でき、政府間の信頼構築が可能になると、UNFCCCは期待を寄せている。
情報源 | 国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約事務局(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 温室効果ガス | 気候変動枠組条約 | 途上国 | UNFCCC | 財政支援 | ポータルサイト | 透明性 | COP17 | グリーン気候基金 |
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