海外ニュース


 ドイツ連邦環境省・連邦環境庁、環境と経済に関する報告書を公表

発表日:2009.01.16


  ドイツ連邦環境省(BMU)と連邦環境庁(UBA)は、環境と経済に関する初の報告書を発表した。この報告書は、環境と経済の緊密な関連性、環境政策の新しい役割をまとめたもの。環境保全は今日、経済の重要な要素になっており、ドイツでは2007年に生産された工業製品の5%以上を環境保全製品が占め、環境分野の雇用者は約180万人にものぼる。報告書では、長期的なエネルギー・原材料価格の高騰を背景に、企業による技術革新が非常に重要であることを強調。また、再生エネルギー法によって防止された環境被害額は追加的に発生したコストと同程度であると指摘し、約10年後には、その額は追加的なコストの2倍になるという推計を示した。環境政策はまさに、技術革新政策、投資政策、雇用政策、そして将来を見据えた産業立地政策であり、ドイツ企業が生き残るチャンスがかかっている。UBAのトローゲ長官は「環境政策には今後、技術革新を促進し、環境にやさしい製品・技術の障壁を取り除いていくことが求められる」と述べた。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境
キーワード ドイツ連邦環境庁 | ドイツ連邦環境省 | 環境保全 | 環境政策 | 経済
関連ニュース

関連する環境技術