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 ドナウ流域諸国、2015-2021年の流域管理計画に合意

発表日:2016.02.09


  ドイツなどドナウ川流域の14か国の代表者が参加したドナウ川保全国際委員会(ICPDR)は、2015-2021年のドナウ川流域の「管理計画」と「洪水リスク管理計画」に合意した。この二つの計画は、水域保護に関する重要な二つのEU指令を実行に移すもので、今後6年間に行われる課題の優先事項が定められている。このうち管理計画は、EU水枠組指令により2009年に定められた前回の管理計画を更新し、ドナウ川流域の水質を改善し生態系を守るため、ドナウ川への富栄養や有害物質による負荷の軽減や、構造的な欠陥の改善(移動性の魚の回遊を阻む障害物の排除など)を含む新たな行動計画を示した。一方、洪水リスク管理計画はEU洪水指令に応じて初めて策定され、ドナウ川全流域の洪水リスクに関する目標と対策の概観を示している。特に洪水を他の地域に拡大させないという連帯原則、管理計画でも重要な位置を占める自然の保水措置や、必要な資金確保の方法などに重点が置かれている。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境 水・土壌環境
キーワード 生態系 | 水質 | 流域管理 | ドイツ連邦環境省 | 洪水 | 管理計画 | BMUB | ドナウ川
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