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 持続可能な消費生産センター、健康と環境によい暮らし方を探る学際プロジェクトINHERITを開始

発表日:2016.03.02


  持続可能な消費生産センター(CSCP)など欧州の18機関が、健康と環境を守るためにライフスタイルをどのように変えていけばよいかを探る新たな研究プロジェクト「INHERIT」に着手した。EUの研究助成制度ホライズン2020プログラムの資金により実施する。現在の「資源採掘、製造、消費、廃棄」という非循環型経済に根付くライフスタイルは、環境と健康に悪影響を及ぼしている。その現れとして、EU加盟国では成人の肥満がきわめて高率となり、イギリスでは大気汚染への曝露が年間4万人の死亡原因になっているという。このプロジェクトでは、住環境(住宅、都市)、移動、消費(食品、食習慣等)の3つに分野を絞り、健康と環境を守る生活につながる分野横断的な施策を探る。計画では、今後4年をかけ、有望な具体策の特定から、試験的活動の実施・評価、優良策の普及、費用対効果の評価、さらにはこの分野での政策決定者の支援まで行うという。

情報源 持続可能な消費・生産センター(CSCP) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 持続可能な消費・生産センター(CSCP)
分野 環境総合
キーワード 大気汚染 | 健康 | 経済 | CSCP | 持続可能な消費・生産センター | 循環型 | INHERIT
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