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 EU、化学業界の競争力強化のため、資源・エネルギー問題、気候変動問題等への対応策を勧告

発表日:2009.02.19


  欧州の化学業界の競争力に関するハイレベルグループが、化学業界の中長期的な課題を分析し、対応策を勧告する報告書を採択した。このグループには、EU27加盟国から、閣僚、化学業界や関連業界、学術界、労働組合、環境NGO、消費者団体等の代表が参加し、欧州委員会のフィアホイゲン副委員長が議長を務めている。報告書では、持続可能な発展に貢献しつつ、欧州の化学業界の競争力を育成するために、約40件の勧告を行った。欧州の化学業界の課題としては、(1)エネルギーや原材料についてコスト面で厳しさが増していること、(2) 気候変動問題や地球環境問題の広がり、(3)新興国の業界との競争の激化、新興国市場へのアクセスの障壁という3点を提示。また、化学業界が引き続き成功を収めるためには、(1)一層の技術革新と研究、(2)天然資源の責任ある使用、エネルギーや原材料の安定的な確保のための公平な競争、(3)オープンな世界市場という3つの要素が重要だと指摘した。

情報源 欧州委員会 プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会
分野 地球環境 健康・化学物質
キーワード 気候変動 | エネルギー | 欧州委員会 | 資源 | 化学産業
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