中国環境保護部(MEP)は、2016年9月および第1~第3四半期の中国主要地域と74都市における大気質の観測データを発表した。これによると、2016年第1~第3四半期は、大気質の状態が良好だった日数は地級市以上の338都市の平均で80.3%(前年同期に比べ2.6%増)で、PM2.5、PM10ともに平均濃度が前年より減少し、大気質は改善傾向が見られた。特に、北京ではPM2.5、PM10、オゾン(O3)の平均濃度が減少。珠光デルタの9都市では、PM2.5、PM10ともに平均濃度が減少し、月間平均濃度は国の環境基準(2級)を達成したという。一方、9月は、良好な大気質の日数は全体の84.8%(前年比5.1%減)で、PM2.5とPM10の平均濃度は前年より上昇した(長江デルタの25都市と珠光デルタの9都市では減少)。北京-天津-河北地域の13都市ではさらにO3の平均濃度も上昇したという。専門家らは、このようにPM濃度が再び上昇した要因として、同年9月は前年と比べて汚染物質が拡散しにくい気象条件であったことを指摘している。
情報源 | 中国環境保護部(MEP) プレスリリース |
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国・地域 | 中国 |
機関 | 中国環境保護部(MEP) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | オゾン | 汚染物質 | 観測 | PM2.5 | PM10 | 中国環境保護部 | MEP | 気象 | 大気質 |
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