中国環境保護部(MEP)は、北京-天津-河北地域の2016年3月16日の大気質状況と数日先までの予測を発表した。これによると、3月16日、地域内の13都市のうち9都市(北京、唐山、天津など)で重度汚染、4都市で中度・軽度汚染が発生した。同日の地域のPM2.5とPM10の日平均濃度は各々160マイクログラム/m3(前日比60%増)、236マイクログラム/m3(前日比34.9%増)だった。翌17日16時までに北京は厳重汚染へ悪化、その他は重度・中度汚染(各4都市)、軽度汚染(3都市)、滄州は良好となった。3月18日は大気の拡散条件が悪いため同地域北部で軽度~中度汚染、中・南部で中度~重度汚染となる見込みで、拡散条件は翌19日には好転するが、続く20~22日は悪化するという。これまでに北京、唐山、鄭州等で重度汚染の天候に対する黄色早期警報が発令され、天津ではオレンジ色早期警報が発令されて緊急対応策が講じられた。MEPは今後も大気汚染の動向を注視するとし、各地域に重度汚染の原因となる天候への十分な対策を促している。
情報源 | 中国環境保護部(MEP) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | 中国 |
機関 | 中国環境保護部(MEP) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 大気汚染 | PM2.5 | PM10 | 警報 | 中国環境保護部 | MEP | 大気質 | 天候 |
関連ニュース |
|