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 フランス、PM10による大気汚染の緩和策を推進

発表日:2017.01.23


  フランス環境省(MEEM)は、大気中の粒子状物質(PM10)が各地で高濃度となっているため大気汚染対策を強化している。その一つは各自動車の排ガスの汚染度合いを示す大気質証明(Crit’Air)ステッカーである。これは、自動車をエンジンと登録年に応じて6段階に区分けし、番号と色で識別できるようにしたもので、自動車の所有者が注文して自分の車に貼り付ける。国内の注文はすでに300万枚を超えたという。各自治体では、汚染度の高い車両に対する交通規制区域(ZCR)内への進入禁止や、大気汚染ピーク時に電気自動車や燃料電池車だけに通行を制限するなどの措置が可能になる。また専用車線や駐車場などの優遇策を通じて低汚染車への切り替え促進を図ることもできる。MEEMは、汚染の程度によって車両を区別するこの交通規制は、車両ナンバーの奇数・偶数を交互に規制するこれまでの方法より公正かつ効率的であるとしており、このほどパリ市を中心とするイル・ド・フランス地域圏でも初めて導入された。

情報源 フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) プレスリリース フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM) 大気質証明(Crit’Air)
国・地域 フランス
機関 フランス環境・エネルギー・海洋省(MEEM)
分野 大気環境 環境総合
キーワード エンジン | 大気汚染 | 自動車 | 粒子状物質 | PM10 | 排ガス | フランス環境・エネルギー・海洋省 | MEEM
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