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 ドイツ、生物の種を特定するスマートフォンのアプリを公開

発表日:2017.03.24


  ドイツ連邦環境省(BMUB)は、「都市の自然の発見」プロジェクトの一環として、動植物の種の特定に使えるスマートフォン用アプリを公開した。このアプリは、ベルリンのドイツ自然史博物館がBMUBの支援で開発したもので、自然への展望を意味する「Naturblick」と名付けられている。利用者は、統合キーワードを用いて樹木や草花、哺乳類、両生類、爬虫類等の種を判別できる。またこのアプリはスマートフォンのボイスレコーダーを用い、クロウタドリやツグミ、フィンチ、ムクドリの鳴き声も認識できるという。参加型のパイロットプロジェクトとして、利用者からのフィードバックをもとに、デジタル図鑑としてその内容と技術が継続的に更新され、他の都市にも展開できるよう設計されている。今後、市民科学の諸プロジェクトに利用され、他の利用者と観察と記録を共有することも可能となる。ヘンドリックス連邦環境大臣は、「このアプリを用いて、ベルリンの都市の自然に視点を向け、野生動物と人間との共存を実現していきたい」と述べた。

情報源 ドイツ連邦環境省(BMUB) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境省(BMUB)
分野 自然環境
キーワード ドイツ連邦環境省 | 自然環境 | 生物種 | 動植物 | スマートフォン | BMUB | アプリ | ドイツ自然史博物館
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