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 ドイツ、環境に配慮した自動車タイヤにエコラベル

発表日:2009.04.06


  ドイツのエコラベル「ブルーエンジェル」に、低騒音・低燃費型タイヤの認定基準が設定された。認定のための条件として、低騒音・低燃費であるのはもちろんのこと、道路が湿った状態にあっても、ブレーキの高い減速性が保証されるものでなければならない。また、健康面については、自動車の加速・走行・停止時にタイヤのゴムがすれて発生する塵の量、そして人体に有害な物質、例えばゴムに含まれる、発ガン性のある多環芳香族炭化水素の量も最小限にしなければならない。なお、2012年からタイヤ性能に関する新たなEU基準が導入され、道路が湿っている時のブレーキの性能や騒音に関して基準が設定される。今回の「ブルーエンジェル」の認定基準はこれよりも厳しく、ドイツ連邦環境庁の試算によると、基準値の差により、燃料消費量に5%以上の違いが生じる。換算すると、消費者にとっては、燃料費を年間約50ユーロ節約、一つのタイヤの寿命につき約250ユーロ節約できるという。

情報源 ドイツ連邦環境庁(UBA) プレスリリース
国・地域 ドイツ
機関 ドイツ連邦環境庁(UBA)
分野 地球環境 健康・化学物質 大気環境
キーワード 燃費 | ブレーキ | 大気汚染 | タイヤ | ドイツ連邦環境庁 | UBA | 騒音 | エコラベル | ブルーエンジェル
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