海外ニュース


 国連環境計画、コートジボワールにおける2006年プロボコアラ号の有害廃棄物不法投棄地の環境監査を実施

発表日:2018.01.30


  国連環境計画(UNEP)は、2006年にプロボコアラ号が有害廃棄物を不法投棄したコートジボワールのアビジャンにおいて、汚染された18地点について独立した環境監査を実施した。監査対象の重要汚染物質は、石油炭化水素、硫黄化合物、重金属で、さらに土壌の高濃度水酸化ナトリウムの影響も調査した。その結果、コートジボワール政府の環境修復基準を超える汚染を示す地点はなく、今後の汚染浄化対策は必要がないことが明らかになった。しかし、プロボコアラ号による汚染とは関係がないと考えられるものの土壌と水中のクロム濃度が高い地点や、大気と地下水の汚染がみられる地点があり、さらに汚染が集中する場所もあるなど、今後も継続的で詳細な監視評価活動が必要であるとしている。UNEPは、クロム値の高い地区における監視とアクセス制限の継続やアクエド地区の廃棄物処理施設の解体について適正手続の実施等を要請し、特に汚染による長期的健康被害に取組むための公衆衛生監視政策の確立を強く勧告した。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 健康・化学物質 大気環境 水・土壌環境
キーワード 環境修復 | 国連環境計画 | UNEP | 汚染物質 | 環境汚染 | 不法投棄 | コートジボワール | 環境監査 | 有害廃棄物 | クロム
関連ニュース

関連する環境技術