国連環境計画(UNEP)は、2017年12月4日からナイロビで開催されていた第3回国連環境総会(UNEA3)が、「汚染のない地球」を目指す様々な取組を約束して閉幕したと報告した。UNEAは、国連全加盟国の193か国が参加する、環境に関する世界最高レベルの意思決定機関である。出席した環境大臣らは、UNEAで初となる閣僚宣言で大気、土地・土壌、淡水・海洋の汚染を防止・緩和・管理する決意を示し、そのために汚染対策の研究開発や、循環型経済につながる生活スタイルの促進などを約束した。UNEA3はこのほか、海洋のごみやマイクロプラスチック対策、大気や土壌の汚染防止、生態系の保護など13の決議と3つの決定を採択した。UNEPのキャンペーンに応え、企業や個人からも多数の約束が寄せられたという。こうした約束がすべて実現した場合、浄化された大気の恩恵を受ける人口は14億9000万人、世界の沿岸の約30%となる48万キロメートルの海岸線が浄化され、汚染対策の研究開発や計画に186億ドルが投資されるという。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース 国連環境総会サイト |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 国連環境計画 | UNEP | 研究開発 | ナイロビ | 環境汚染 | 生活スタイル | 国連環境総会 | マイクロプラスチック | UNEA | 循環型経済 |
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