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 カナダ、大型車の排出削減規則を発表

発表日:2018.06.14


  カナダ環境・気候変動省は、大型車を対象とする新たな炭素汚染防止規則を発表した。2020年から段階的に施行し、パリ協定の約束実現に向けた取組みの一部とするとともに、大気質の改善・大気汚染による健康被害の防止や、カナダ経済の成長・競争力強化にもつなげる狙いだ。カナダでは大型車に由来する炭素汚染が1990年以降ほぼ3倍に増加しており、排出量は石炭火力発電に匹敵する。新たな基準ではスクールバス、輸送トラクター、牽引用トレーラー、ごみ収集車、配達用トラック、大型ピックアップトラックからの排出規制が強化され、2030年までに年間600万トン(乗用車150万台相当)の汚染削減を実現するものと見込まれている。燃費の向上により輸送部門の燃料費が年間約17億ドル節減され、輸送コストの削減が競争力向上を後押しするとともに、燃費向上のためのクリーン技術の革新が進むことでミドルクラスの良質な雇用が生まれることが期待されるという。

情報源 カナダ環境・気候変動省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境・気候変動省
分野 大気環境 環境総合
キーワード クリーン技術 | パリ協定 | カナダ環境・気候変動省 | 炭素汚染防止規則 | 健康被害防止 | カナダ経済 | 炭素汚染 | 汚染削減/燃費向上
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