国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は2018年4月30日~5月10日にドイツのボンで気候交渉を開始する。今回の大きな目的は、パリ協定実施のガイドライン策定を進めることである。ガイドラインは同年末にポーランドで開催されるCOP24で最終決定される予定だが、エスピノーザUNFCCC事務局長によると、5月の交渉で各国が草稿作成の準備に着手することは極めて重要で、2018年後半の作業の強固な基盤となり、COP24で優れた成果を生む一助となるという。今回の交渉のもう一つの重要な目的は、協定の目標実現への進捗状況を確認し、各国の現在及び次期の国別目標(NDCs)の強化を目指す促進的対話「タラノア対話」の実施である。その第一段階として、5月6日には国や利害関係者(都市、企業、投資家、地域等)が初めて現在と将来の目標について話し合う。また、今回の交渉では、多くの途上国が促進的な意見共有(FSV)を通じて自国の気候行動を紹介するほか、地域や先住民の気候行動参加の促進や、緩和・適応への長期間の財政支援拡大に関するワークショップなども行われる予定である。
情報源 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連気候変動枠組条約(UNFCCC) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | ガイドライン | UNFCCC | 国連気候変動枠組条約 | パリ協定 | COP24 | 気候交渉 | 国別目標 | NDCs | 意見共有 | FSV |
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