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 国連環境計画とイェール大学、持続可能なエコモデルハウスを公開

発表日:2018.07.09


  国連環境計画(UNEP)とイェール大学は、国連人間居住計画(UN-Habitat)と共同でエコモデルハウスを発表した。4人まで住める22平方メートルの小さな家は、住宅用にも商業用にも使え、使用エネルギーはすべて再生可能エネルギーでまかない、水など自然資源の利用を最小にするように設計されている。有害な半導体素材を1%以下に減らした太陽光発電、自然光の採光、植物利用の空気清浄、現地での集水、温度差等を利用するパッシブ交差換気などさまざまな環境配慮上の工夫がされている。小規模の農業インフラも備える。住宅部門は温室効果ガス総排出量の3分の1以上を占める。また、世界の10億人が、住民が権利を持たないインフォーマルな居住地に住み、何百万人もの人々の住居は環境に害を及ぼしている。イェール大学は「建築界は、建築や環境分野の科学技術上の新たな知見を統合して世界的な住宅問題に対処すべきだ」と述べている。モデルハウスはニューヨーク市の国連プラザに2018年7月9日から18日まで展示される。

情報源 国連環境計画(UNEP) プレスリリース 
国・地域 国際機関
機関 国連環境計画(UNEP)
分野 環境総合
キーワード 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 国連環境計画 | 国連人間居住計画 | 自然光 | 空気清浄 | イェール大学 | エコモデルハウス | 集水 | パッシブ交差換気
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