国連環境計画(UNEP)は、世界の再生可能エネルギーへの投資動向を示した年次報告書で、2014年の再生可能エネルギーへの投資が3年ぶりに回復し、2013年から17%伸び2700億ドルに達したと発表した。太陽光発電コストの急速な低下による中国や日本での同設備の大幅増と、ヨーロッパでの洋上風力発電への史上最高額の投資が伸びをけん引した。また、中国、ブラジル、インドなど途上国での投資額が前年比36%と大幅に増加した。その結果、風力などの新たな再生可能エネルギーは2014年の世界の総発電量の9.1%を占め、1.3ギガトン分のCO2排出を削減したことになる。課題として、太陽や風への依存という根本的問題のほか、支援政策の不確実性、出力変動電源に対応するための電力システム構造、原油価格の急落などがあるものの、シュタイナーUNEP事務局長は、「再生可能エネルギーは今や世界の電源構成になくてはならない要素であり、その重要性は高まり続けるだろう」としている。
情報源 | 国連環境計画(UNEP) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 国連環境計画(UNEP) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | 再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 国連環境計画 | UNEP | 投資 | 洋上風力発電 |
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