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 フランス政府、大気汚染緩和をめざす「低排出ゾーン」助成対象プロジェクトを発表

発表日:2018.04.16


  フランス環境省と環境エネルギー管理庁(ADEME)は、「低排出ゾーン(ZFE)」助成の対象に選ばれた19の都市やその連合体を発表した。政府は全体で約130万ユーロを割り当て、ZFEの設置やその実行可能性調査を行うプロジェクトを支援する。ZFEは、都市の大気質改善と住民の健康保護を目的に、粒子状物質や窒素酸化物など大気汚染物質の多いガスを排出する車両の通行を一定期間、禁止する区域である。最近の調査では、ZFEの設置は通行する車両数にはあまり影響しないが、汚染物質の多い旧型の車両から低排出の新型車両への切り替えを加速することが示されている。ADEMEによると、現在、欧州のZFEは13か国に231か所、うちフランスではグルノーブル、パリ、ストラスブールの3か所で始まっている。今回の助成対象の一つ、パリ市とその近郊都市を含めたグラン・パリ広域行政体のプロジェクトは、2019年7月に予定されるZFE設置の第1段階の実施(方策の評価、コミュニケーション)、および次段階に向けた調査を支援するという。

情報源 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME) プレスリリース ZFE2019助成対象組織(PDF)
国・地域 フランス
機関 フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)
分野 大気環境 環境総合
キーワード 窒素酸化物 | 粒子状物質 | 汚染物質 | 大気汚染物質 | フランス環境省 | 大気質改善 | 環境エネルギー管理庁 | 低排出ゾーン
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