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 アメリカ環境保護庁、ディーゼル排出削減プログラムに900万ドルを拠出

発表日:2013.05.09


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、2013年度のディーゼル排出削減プログラムに900万ドルを拠出すると発表した。このプログラムは、バスや大型トラック、船舶、機関車などの旧型ディーゼルエンジンの改良・交換・再生を行うプロジェクトを助成するもので、州や市の自治体、NPOなどが申請することができる。申請の締め切りは2013年6月25日。古いディーゼルエンジンから排出される大気汚染物質は、喘息や肺・心臓疾患、呼吸器疾患、早死等の深刻な健康問題を引き起こしており、同プログラムを通じた汚染物質の削減による健康上の利益は大きい。また、数百万ガロンの燃料の節約にもなる。EPAでは2008年の開始以降、500件以上のプロジェクト助成を行った。2008~2010年度にかけて5万台以上の車両や機器に対し改良などを行い、少なくとも20万トンの窒素酸化物(NOx)、1万トンの粒子状物質(PM)の排出削減に貢献している。EPAの試算によると、その結果、早死や通院などの減少による利益は34~82億ドルになるという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 健康・化学物質 大気環境
キーワード 窒素酸化物 | NOx | PM | アメリカ環境保護庁 | EPA | 粒子状物質 | 排出削減 | 健康影響 | ディーゼルエンジン | 大気汚染物質
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