アメリカ環境保護庁(EPA)は、汚染物質を排出する旧式ディーゼルエンジンの改造や交換を促進し、大気質を改善するため2008年からディーゼル排出削減プログラム(DERA)を実施している。このほどマサチューセッツ、コネチカットなどアメリカ北東部6州からなるニューイングランド地方での最新状況を発表した。発表によると、2008年以降に同地方ではトラックやスクールバスを対象に各種DERA助成プロジェクトが実施され、その結果、累積で窒素酸化物(NOx)約2万トン、粒子状物質(PM)は約750トンが削減されたという。最近の例として、2015年にマサチューセッツ州港湾局(MPA)が、ボストン港で貨物の積み下ろしをする移動式橋形クレーン5基のエンジン交換資金として33万3185ドルの交付を受けた。これにより、EPAの最新基準(4F)に適合する新ディーゼルエンジンへの切り替えが可能となり、年間でNOxを7.62トン、PMを0.06トン、CO2を155.4トン削減できる見込みだという。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 大気環境 |
キーワード | 窒素酸化物 | NOx | PM | アメリカ環境保護庁 | EPA | 粒子状物質 | 汚染物質 | 排出削減 | ディーゼルエンジン | 大気質 |
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