イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、新たに41か所の海洋保全ゾーン(MCZ)をイングランド沿岸に設けたと発表した。新設されたMCZの総面積は1万2000平方キロメートルに及び、これまでのMCZ指定では最大規模。イングランドのMCZは91か所となった。MCZは海洋保護区(MPA)の一種で、希少な、または絶滅のおそれがある、国にとって重要な生物種と生息地を保護するために政府が指定する。今回のMCZ追加で希少なアサガオクラゲやムラサキイガイ、サンゴ群集などの保護が強化される。指定後は、海洋生物に打撃となる活動、たとえば桁網によるホタテ・エビ漁などを規制し適切に管理することが必要で、海洋管理機関(MMO)や各地域の沿岸漁業・海洋保護管理局(IFCA)などがこの任に当たるという。今回の追加で、イギリスのMPAは355か所となり、面積は合わせて22万平方キロメートル、領海の30%を超える。イギリスは国際社会に対しても、2030年までに世界の海の30%を保護するよう呼びかけている。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) プレスリリース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra) |
分野 | 自然環境 |
キーワード | 海洋生物 | 海洋保護区 | イングランド | イギリス環境・食糧・農村地域省 | サンゴ群集 | 海洋保全ゾーン | 海洋管理機関 | 沿岸漁業・海洋保護管理局 | アサガオクラゲ | ムラサキイガイ |
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