イギリス、海洋生物とその生息地を守るため、新たに15水域を特別保全地域候補に指定

発表日:2010.08.20

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、海洋生物とその生息地を守るため、新たに15水域を特別保全地域(SAC/SPA)候補として欧州委員会(EC)に申請したと発表した。生物多様性に富む岩礁、海食洞、浅瀬など、厳正で公正なアセスメントによって選ばれた候補地は、今後ECの承認を経て、EU規模の自然保護区ネットワーク「ナチュラ2000」に編入される。海洋環境を所管するベニョン次官は、「世界有数の多様な生物種の生息地であるイギリスの海洋環境の保護を陸地と同様に充実させるため、今回の選定は大きな進歩である」と述べるとともに、今回の候補地域は、ヨハネスブルグ・サミットと生物多様性条約において2012年までに構築することとされている「海洋保護区ネットワーク」の構築に大きく貢献するものと位置づけた。なお、今回の候補地以外に3地域が選定過程にあり、そのうち北海のドッガーバンクは、生息地として重要なだけでなく、風力発電開発予定地として再生可能エネルギー2020年目標達成の重点地域でもあるため、自然保護とエネルギー開発の両立可能性を示す事例とされる。

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