カナダ環境・気候変動省は、プラスチック汚染に関する科学的な評価報告書の草案を公表した。同報告書は、環境中に放出されたプラスチック廃棄物による汚染の広がりや汚染による環境と人体等への影響について、既存の科学的知見を基に評価を行ったものである。これによると、プラスチック汚染は海岸や河川、湖、土壌、地下水、屋内外の空気、飲料水、食品など至るところに存在する。レジ袋やストローのような比較的大きなプラスチックは、野生生物を傷つけたりその生息地に悪影響を及ぼしたりすることがある。また、マイクロプラスチックについては、生物や環境への悪影響が確認されていることや、人体への影響が不確かであることが分かっており、さらなる研究が必要だという。このため政府は、プラスチックの生態毒性や人体への影響に関する研究に資金を提供する用意があり、申請者の受付も開始した。政府は、2021年に使い捨てプラスチック製品を禁止することを表明しており、この報告書は政策決定に役立てられる。最終版はパブリックコメントを経て準備される。
情報源 | カナダ環境・気候変動省 ニュースリリース プラスチックの生態毒性や人体への影響に関する研究助成 |
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国・地域 | カナダ |
機関 | カナダ環境・気候変動省 |
分野 | 健康・化学物質 水・土壌環境 環境総合 |
キーワード | 野生生物 | 生物 | 環境 | 生態毒性 | マイクロプラスチック | カナダ環境・気候変動省 | プラスチック廃棄物 | プラスチック汚染 |
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