欧州委員会(EC)は、気候変動からの避けられない影響に備えるための道筋を示した欧州連合(EU)の新たな気候変動適応戦略を採択した。EUは国内外で気候変動の緩和に向けてあらゆる努力をしているが、避けられない結果に直面する準備もしておかなければならない。2013年に採択された現行の気候変動適応戦略に基づき、新たな提案では問題の理解から解決策の作成へと焦点を移し、計画から実施段階へと移行することを目的としている。異常気象がより頻繁に発生することによる経済的損失は増加しており、EUでの損失だけでも平均で年間120億ユーロを超えている。保守的な試算によると、現在のEU経済が温暖化による3℃の気温上昇にさらされると、少なくとも年間1,700億ユーロの損失が発生することになる。気候変動は経済だけではなく熱波の影響が増大しているヨーロッパの人々の健康と福祉にも影響を与える。
情報源 | 欧州委員会(EC)プレスリリース 2021 EU Strategy on Adaptation to Climate Change(PDF) |
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国・地域 | EU |
機関 | 欧州委員会(EC) |
分野 | 地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 気候変動 | 欧州委員会 | EU | 異常気象 | 熱波 | 温暖化 | 気温上昇 | 欧州連合 | 気候変動適応戦略 |
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