オランダ内閣は、CO2排出量の削減を目指す5件のプログラムに対して、経済構造強化基金(FES)から6000万ユーロを拠出することに合意した。各プログラムの主な内容は、(1)鉄鋼業や化学工業等を対象に製造工程を再設計し、エネルギー消費量の削減や持続可能なエネルギーの利用を促進するサプライチェーンの効率化、(2)牛が排出するメタンの量を削減する飼料の開発研究、(3)企業や個人による持続可能なエネルギーの供給増加や、エネルギー利用の分散化を背景にしたスマートグリッドの構築、(4)CO2回収・貯留(CCS)技術の大規模・小規模な実証プロジェクトを行うための応用研究(CCS-CATO2プログラム)、(5)ロッテルダムで進められている、欧州初の大規模なCCSパイロット事業の実施。これらのプログラムは、エネルギー技術革新アジェンダの一環となるもので、既に2億8900万ユーロの資金が認められており、今回の拠出と併せて合計3億4900万ユーロが充てられる。
情報源 | オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) プレスリリース |
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国・地域 | オランダ |
機関 | オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | CCS | CO2 | メタン | エネルギー効率 | スマートグリッド | オランダ住宅・国土計画・環境省 | VROM | サプライチェーン | CO2回収・貯留 | 牛 |
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