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 オランダ政府、2010年の気候保護目標を予定通り達成

発表日:2010.04.29


  オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM)は、同国が2010年の気候保護目標をすでに達成し、2011年目標も達成の見通しであると発表した。これは、オランダのエネルギー研究センター(ECN)と環境評価庁(PBL)による暫定評価に基づくもの。同調査によると、温室効果ガスの排出量削減と、再生可能エネルギー割合(再生可能エネルギーが全エネルギー消費に占める割合)は、近年の改善傾向が今後も続く見通しで、2020年目標の達成も可能とみられる。一方、エネルギー効率については、現状では2020年目標の達成が絶望的であり、次期政権は新たな施策を追加する必要があるとし、各企業や世帯に省エネを義務化する等を提案した。また、今回目標が達成できた要因として、政府が企業や自治体、各種団体と取り交わした自主環境協定(covenant)の効果を挙げた。オランダは、2020年までの目標として、温室効果ガスの排出量30%減、エネルギー効率の毎年平均2%向上、再生可能エネルギー割合の20%への拡大を掲げている。

情報源 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | 省エネルギー | CO2 | 温室効果ガス | エネルギー効率 | 削減目標 | 協定 | オランダ住宅・国土計画・環境省 | VROM | 気候保護
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