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 オランダ、風力発電機の騒音基準を改定

発表日:2009.12.22


  オランダ住宅・国土計画・環境省のクラーマー大臣は、風力発電機の最大騒音レベルを抑制する新基準を2010年に導入すると発表した。これは、EUの要求事項に沿った、統一的な基準を設定することを目的としたもの。風力発電の許認可は市町村・州が行っているが、騒音や安全性に関する現行の規則では、異なる基準が大小のウィンドファームに課せられ、大規模発電機による騒音は十分に考慮されていないなどの混乱が生じていた。新基準では明確な最大騒音レベルを設定するとともに、特に夜間については、睡眠への影響に配慮した別の基準を設定した。オランダでは、2008年末までに、風力発電で2216メガワットを発電。前年比25%(470メガワット)の増加で、過去最高の伸びとなった。政府は、2011年までに十分な助成金や許認可を与え、発電容量の倍増を目指すほか、2020年までに持続可能なエネルギー供給の割合を20%とすること、CO2排出量の20%削減、温室効果ガス排出量の90年比30%削減を達成したいとしている。

情報源 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) プレスリリース
国・地域 オランダ
機関 オランダ住宅・国土計画・環境省(VROM) 
分野 地球環境
キーワード 風力発電 | 再生可能エネルギー | CO2 | 温室効果ガス | 騒音 | 基準 | オランダ | ウィンドファーム | オランダ住宅・国土計画・環境省 | VROM
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