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 フィンランド環境研究所、国境を越えた水配分の指針となるハンドブックを発行

発表日:2021.09.30


  フィンランド環境研究所(SYKE)は、「国境を越えた水配分に関するハンドブック」を国際的な専門家などと協力して作成、発行した。同ハンドブックが扱う中心的な問題は、共有の水資源を、誰が、どのような量・質・目的で、どこで、いつ使うことができるのか、ということであり、持続可能で公平な水配分の原則、手順、メカニズム、法的基盤、共有知識をまとめている。水は地球規模での重要な問題となっていて、需要が増加している一方、きれいな水の供給は減少し、その質も劣っていることが多く、気候変動による干ばつや洪水に悩まされている地域を中心に、水圏生態系の状態は衰退している。また、世界の水路の60%以上は国境を越えていて、水問題は多くの国際紛争の一因となっている一方、水路協力への投資は、国家間の協力と平和を支えてきた。同ハンドブックは、SYKEとそのパートナーが、研究を通じて持続可能な開発目標の達成をいかに促進しているかを示す好例である。

情報源 フィンランド環境研究所(SYKE)プレスリリース
国・地域 フィンランド
機関 フィンランド環境研究所(SYKE)
分野 地球環境
キーワード 気候変動 | 水資源 | 干ばつ | 洪水 | フィンランド環境研究所 | 持続可能な開発目標 | 水圏生態系 | 国境を越えた水配分に関するハンドブック | 国際紛争
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