ケニヤのナイロビで、2010年4月12~16日まで、アフリカ諸国の気象担当大臣による初めての会議が開催される。この会議は、国立気象水文学サービスの役割を認識し、強化することを目指すもの。アフリカでは、気温や降水パターンの変化により、貧困が悪化。干ばつや洪水など自然災害の頻度や規模が増している。しかし、アフリカでは、気象観測ネットワークが不十分で、世界気象機関(WMO)の勧告した最低基準の8分の1程度しかない。WMOでは、気候変動の悪影響を避けるために、アフリカ諸国の気象観測関係の能力を強化することを目指している。今回の会議では、4月12~14日まで、専門家による会合、15日及び16日に閣僚級会合が開催される。専門家会合では、開発のニーズを満たすための課題や災害リスクの削減、知識の普及等のための能力開発などについて検討する予定。また、閣僚級会合では、アフリカにおける気象学と気候に関する閣僚宣言、及び関連した行動計画が採択される予定である。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | WMO | 干ばつ | アフリカ | 洪水 | 気象観測 | 大臣 | 災害リスク | 能力開発 |
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