イギリス気象庁(MetOffice)は、世界の気温が過去20年間の平均で産業革命前の水準を1.0℃上回ったという世界気象機関(WMO)の報告書を紹介した。2021年の気温は、1850年の記録開始以降、5番目から7番目の暖かさになると予想されており、2015年から2021年は、観測史上最も暖かい7年間となる見込みである。また、2021年の世界の気温は、ラニーニャ現象に伴う自然の冷却サイクルの発生にもかかわらず、平均よりも高い値となっている。この結果は、2015年のパリ協定で合意された世界の気温上昇を1.5℃に抑えることを目指す、国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)の参加者が注目すべき重要な情報となる。地球の平均気温は気候変動の重要な指標だが、気候変動が地球にどのような影響を与えているかを理解するためには、より広範なデータが必要である。深海の水温、海面上昇、陸と海の氷など、同報告書に掲載されている他の指標は、全体像を把握するのに役立つ。
情報源 | イギリス気象庁(MetOffice)ニュース |
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国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス気象庁(MetOffice) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | 海面上昇 | 水温 | 産業革命 | イギリス気象庁 | ラニーニャ現象 | パリ協定 | COP26 |
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