海外ニュース


 CSCP、アフリカにおける低木侵入をクリーンエネルギーに変えるプロジェクトを実施

発表日:2022.03.21


  持続可能な消費生産センター(CSCP)は、「SteamBioAfrica」プロジェクトを立ち上げ、アフリカにおける低木侵入の問題解決を支援している。ナミビアなどの南部アフリカの国々は数十年にわたり、家畜の水を奪い地域の生態系を脅かす低木の侵入に悩まされてきたが、低木の侵入を抑制することは多大な労力とコストを必要とする。同プロジェクトは過熱水蒸気処理という革新的な技術を使用し、低木のバイオマスを固体バイオ燃料と水に変えることで、低木の侵入だけでなく、気候変動やエネルギー不安、水不足や失業に関する問題に取り組むことを目指している。具体的には土地管理や過熱水蒸気処理のトレーニングのほか、零細中小企業を対象とした固体バイオ燃料の商業化や持続可能で包括的なビジネスモデルの開発を支援する。同プロジェクト終了後10年以内に、南部アフリカでは広大な土地の回復、大幅なCO2削減、水の回収、雇用創出などの効果がもたらされる見込みである。

情報源 持続可能な消費生産センター(CSCP)ニュース
国・地域 ドイツ
機関 持続可能な消費生産センター(CSCP)
分野 地球環境 自然環境
キーワード バイオマス | 中小企業 | 家畜 | ナミビア | 持続可能な消費生産センター | SteamBioAfrica | 低木侵入 | 過熱水蒸気処理 | 固体バイオ燃料 | 南部アフリカ
関連ニュース

関連する環境技術