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 欧州委員会、ガス需要削減計画を提案

発表日:2022.07.20


  欧州委員会(EC)は、2022年8月1日から2023年3月31日まで、欧州連合(EU)加盟国における天然ガス使用量を15%削減するための、欧州におけるガス需要の削減計画を提案した。同計画はガスを他の燃料で代替すること、およびすべての部門における全体的なエネルギーの節約に重点を置いている。行政機関、家庭、公共施設の所有者、電力供給会社、産業界などすべての消費者が、ガスを節約するための対策を講じることができ、講じるべきである。ECは、EUが代替ガスを調達する可能性を強化するためのガスの共同購入など、供給源の多様化に関する取り組みも加速させる。またEUは、冬の供給を確保するため、2022年11月1日までにガスの地下貯蔵所量を80%まで満たすことを義務付ける法案を採択している。EUでは、ロシアによるガス輸出規制により加盟国のほぼ半数が影響を受けているが、今対処すれば、さらなる、あるいは完全な途絶が生じた場合に欧州が被るリスクとコストを低減し、エネルギーレジリエンスを強化することができる。

情報源 欧州委員会(EC) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州委員会(EC)
分野 環境総合
キーワード 天然ガス | 欧州委員会 | ロシア | 欧州連合 | 共同購入 | ガス需要 | 削減計画 | エネルギー節約 | 代替ガス | エネルギーレジリエンス
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