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 アメリカエネルギー省、家庭用冷蔵庫・冷凍庫のエネルギー効率基準を約25%引き上げへ

発表日:2011.08.26


  アメリカエネルギー省(DOE)は、家庭用冷蔵庫と冷凍庫のエネルギー効率を2014年までに現在より約25%高める、新たな効率基準の最終規則を発表した。この新基準は、米国家電製造業協会(AHAM)や25を超す民間のメーカー、主要な消費者・環境保護団体の合意を得て策定されたもので、これにより冷蔵庫の耐用期間の電気代は200ドル以上安くなり、新基準の適用(2014年)から2043年までの全国の消費者の電気代節約総額は210億ドルを超すと見込まれている。米国では1970年代に初めて冷蔵庫の効率基準が設置されたが、その後家庭用冷蔵庫の消費電力は3分の2以上低減し、同時に低価格化や庫内貯蔵スペースの拡大、多機能化も実現した。新基準が適用されれば、年間約340万世帯分の電力が節約できるようになり、また、30年間では3億4000万トン超のCO2排出削減になるとDOEは分析している。新基準は連邦公報での発表から3年後に適用される予定である。

情報源 アメリカエネルギー省 プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省
分野 大気環境 環境総合
キーワード CO2 | アメリカエネルギー省 | DOE | エネルギー効率 | 排出削減 | 冷凍庫 | AHAM | 米国家電製造業協会 | 効率基準 | 家庭用冷蔵庫
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