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 アメリカエネルギー省、天然ガスインフラからのメタン漏出を削減する新たな対策を発表

発表日:2014.07.29


  アメリカエネルギー省(DOE)のモニツ長官は、オバマ政権の「メタン排出削減戦略」の一環として、天然ガス輸送・供給システムを最新化し、メタン漏出を削減するための新たな対策を発表した。メタンは強力な温室効果ガスであり、貴重なエネルギー資源でもある。その漏出を防ぎ供給システムの性能を上げるため、DOEは、1)新規のガスコンプレッサーのエネルギー効率基準設定、2)システムの製造に関する高度な研究開発、3)ガス輸送インフラ最新化への投資を促すための費用回収の確実性向上、4)ガス供給網の整備等に対する州のリーダーシップ支援(助成金や技術支援)等を実施する。この対策発表に先立ち、ホワイトハウスとDOEは、天然ガスシステムからのメタン排出削減に関する第5回目の円卓会合を開催し、産業界や州等の代表者らとともに、対策や利点について協議した。メタンの漏出問題への対処には、設備交換作業による雇用の創出、インフラへの投資の回収、温室効果ガス排出削減による気候変動への対処等多くの利点があるという。

情報源 アメリカエネルギー省(DOE) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカエネルギー省(DOE)
分野 地球環境 大気環境 環境総合
キーワード アメリカエネルギー省 | DOE | 温室効果ガス | 天然ガス | メタン | エネルギー効率 | 排出削減 | 輸送インフラ
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