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 国連、GDPに代わる幸福の尺度を探るハイレベル会合を開催

発表日:2012.04.04


  国連とブータン政府共催の「幸福に関するハイレベル会合:新経済パラダイムを定義する」が、2012年4月2日にニューヨーク国連本部で開かれ、各国政府、宗教団体、学界等の代表者が多数出席した。6月の国連持続可能な開発会議(Rio+20)を前に、この会合では、幸福の尺度として、GDPのような経済指標以外の、資源配分、持続可能性、健康、人権、教育などを考慮した新たな指標の必要性について議論された。議長を務めた欧州環境局事務局長は、「世界的な経済危機、環境悪化、高まる不満は、もはやGDPだけが幸福の尺度でないことの証明。この会合は、何が人々を幸福にするかを考え直す転機となる」と表明。また、ブータンと並び最も幸福な国とされるコスタリカの大統領は、「民主主義的な制度、教育、環境保全、正義がコスタリカの発展を導き、国民の生活の質を着実に向上させてきた」と述べた。来たるRio+20で各国政府は、今回の議論を踏まえ、資源利用・再生可能エネルギー・食料安全保障など、様々な観点から持続可能な開発の目標について討議する。

情報源 欧州環境局(EEA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州環境局(EEA)
分野 環境総合
キーワード 国連 | 持続可能 | コスタリカ | 資源 | GDP | Rio+20 | 欧州環境局 | 幸福 | 生活の質 | ブータン
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