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 国連、Rio+20に向けて持続可能な開発と貧困根絶への取組強化を求める報告書を発表

発表日:2011.01.10


  国連事務総長は、2012年にリオデジャネイロで開催される「国連持続可能な開発のための世界会議(Rio+20)」の準備にあたる政府間討議に向け、持続可能な開発と貧困根絶への取組強化を求める報告書「国連持続可能な開発会議の目的とテーマ」を発表した。同報告書では、1992年の地球サミットから20年を経た現在も、生産と消費のあり方は、生態系に多大の負荷をかけており、1992年から世界のGDPは約60%増加したにもかかわらず極度の貧困は未解決のままであると指摘。さらに、グリーン経済を政策化している国は多いが、ほとんどは持続可能な開発と貧困根絶に対する包括的な戦略をもっていないとし、先進国がこれまで以上に環境問題への取り組みを進めるとともに、途上国も生活水準の向上を図りつつ、そのことから生じる環境問題に取り組むことが重要と述べている。また、持続可能な開発のために設けられた多くの組織や条約が、十分に効果をあげていないとして、持続可能な開発に向けての制度的枠組みに関する問題も、Rio+20の討議項目に挙げられている。

情報源 国際連合 プレスリリース
国・地域 国際機関
機関 国際連合
分野 地球環境 環境総合
キーワード 生態系 | 国連 | 途上国 | 持続可能 | GDP | 地球サミット | グリーン経済 | 貧困 | Rio+20 | リオデジャネイロ
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