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 世界資源研究所、ディズニーの紙調達方針を評価

発表日:2012.10.11


  世界最大のメディア複合企業の一つで世界的知名度も高い米ウォルト・ディズニー社が2012年10月11日、紙の調達及び利用をより持続可能な方向へ転換する方針を発表したことで、世界資源研究所(WRI)は、同社の意欲的な方針を高く評価した。同社とその関連会社は、日常業務での紙消費量を最小限に抑えて古紙回収も進めること、仕入れに関してはWRIの「持続可能な木材・紙製品の調達ガイド」に沿って、再生繊維、「森林管理協議会(FSC)」に認定された「持続可能に管理された森林」由来の木材で製造された紙などを最大限利用し、違法伐採木材など「望まない」原料で作られた紙は排除することを方針として打ち出している。方針はライセンス製品を含む全ディズニー製品に適用されるため、影響はきわめて大きい。方針を確実に遂行するため、同社は木材や紙製品の合法性を検証する基準・技術を利用して監査や繊維分析を行う予定。実施には困難もあるが、ディズニー社を初め「森林合法性連合」等の団体・企業が、こうした方針を推進するようWRIは期待するとしている。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 環境総合
キーワード 森林 | 持続可能 | 世界資源研究所 | WRI | 紙 | 古紙 | 調達方針 | ウォルト・ディズニー社
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