世界資源研究所(WRI)は、「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)が認証するパーム油プランテーションのオンライン地図を公開した。地図には、世界のパーム油の12%(2012年)を生産するインドネシア、パプアニューギニア、ブラジル等5カ国の計160万ヘクタールに及ぶ認証農園の所在地等が示されている。パーム油は世界で最も多く消費される植物油で、世界の主な市場で流通している商品の約半数(食品・化粧品等)に使用されている。しかし、プランテーション開拓は、しばしば熱帯地方の森林破壊や地域社会との衝突を招いてきた。WRIはこの地図が、パーム油業界の透明性を飛躍的に高め、またバイヤーや供給業者等が、持続可能な認証農園から買い付けを行う契機となると期待している。この地図は、世界の森林の状況を、衛星情報等を用いて監視・警戒するWRIの革新的なオンラインシステム「グローバル・フォレスト・ウォッチ」(GFW)を利用したもので、その「GFWコモディティ」のウェブサイト(現在ベータ段階)で閲覧できる。
情報源 | 世界資源研究所(WRI) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | 世界資源研究所(WRI) |
分野 | 自然環境 環境総合 |
キーワード | 森林 | 持続可能 | 世界資源研究所 | WRI | 植物油 | 地図 | パーム油 | プランテーション |
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