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 世界資源研究所、持続可能なパーム油生産のため新たなマッピングツールを公開

発表日:2012.10.29


  世界資源研究所(WRI)は、インドネシアでのより持続可能なパーム油生産を実現するため、2つのオンラインマッピングツールを公開した。一つは、カスタマイズ可能な地図をいて持続可能なパーム油生産が可能な地域を探す「Forest Cover Analyzer」で、もう一つは、人工衛星の最新データを用いて選定した地域の森林被覆の経時的な変化を見ることができる「Suitability Mapper」である。様々な企業や国からの支援を受け、WRIと「持続可能なパーム油のための円卓会議」(RSPO)が、メリーランド大学等の協力を得て開発した。パーム油の世界一の生産国であるインドネシアでは、プランテーションの急速な拡大によって生物多様性や天然林の減少が深刻な問題となっているが、これらのツールを企業や政府の政策立案者が利用することで、環境への影響が最も少ない地域を選定し、信頼性の高い方法によって持続可能なパーム油生産を目指す。現在、利用可能な地域はカリマンタン島のみだが、今後、拡大していく予定だという。

情報源 世界資源研究所(WRI) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 世界資源研究所(WRI)
分野 地球環境 自然環境 環境総合
キーワード 人工衛星 | インドネシア | 持続可能 | 世界資源研究所 | WRI | 地図 | パーム油 | RSPO | 森林被覆 | マッピングツール
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