イギリス環境・食糧・農村地域省は、農業者、林業者及びバイオマス生産事業者に対し、1件当たり最大20万ポンドの補助を行うことを公表した。これは、発電・発熱用バイオマス燃料の供給事業者を支援する「バイオエネルギー・インフラ制度」に基づくもの。補助を申請できるのは生産者グループ及び中小企業で、補助の対象となる作物は、ヤナギやポプラ等の短期伐採林、ススキ、スイッチグラス、ムギワラ、木質燃料等。現在バイオマスはイギリスの電力需要の3.5%、熱需要の0.6%を供給しているが、2020年までに電力需要の6%、熱需要の6%を供給できる可能性があるとされる。同省のウーラス閣外大臣(環境担当)は、バイオマスには化石燃料への依存度や炭素排出量を相当削減できる可能性があると指摘し、バイオマス産業への投資により、農業者、林業者、その他の生産者が経営を多角化し、環境産業の一翼を担う存在となるよう支援すると意気込みを語った。
情報源 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) プレスリリース |
---|---|
国・地域 | イギリス |
機関 | イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | バイオマス燃料 | バイオマス | 発電 | DEFRA | 発熱 | イギリス環境・食糧・農村地域省 | バイオエネルギー |
関連ニュース |
|