アメリカ環境保護庁(EPA)は同エネルギー省(DOE)と連携し、大気浄化法(CAA)の下、ハリケーン「サンディ」の被災地への緊急対策として、ニュージャージー及びペンシルベニア州、ニューヨーク市とその周辺地域でディーゼル燃料の規制を一時解除した。超低硫黄ディーゼル燃料(ULSD)が入手できない場合、各州の要請で被災地救援作業を行う高速車両とノンロード車両・機器に、一定期間、家庭暖房用灯油の使用が許可される。ただし、この措置は高硫黄燃料の使用により損傷を受ける可能性のある一部の新型車両等には適用されない。アメリカではCAAの下、高速車両やノンロード用ディーゼル燃料として、硫黄分15ppmの基準を満たすULSDの使用が義務付けられている。しかし、ハリケーンの被害で供給が逼迫する事態が発生しており、連邦規制を準拠していてはディーゼル燃料が不足する恐れがあるとEPAは判断した。規制解除により、被災地で燃料供給が確保されるよう支援する。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 大気環境 環境総合 |
キーワード | アメリカエネルギー省 | DOE | ディーゼル | アメリカ環境保護庁 | EPA | 規制 | ハリケーン | 低硫黄燃料 | 大気浄化法 | CAA |
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