環境省と原子力規制委員会は、旧緊急時避難準備区域(5市町村)及び避難指示解除準備区域(3市村)を対象とした放射線モニタリングについて、河川・水源地の測定結果を公表した。これは、内閣府原子力被災者生活支援チーム、復興庁、文部科学省、福島県及び環境省が、旧緊急時避難準備区域の復旧支援、避難指示解除準備区域への帰還・復興支援をするため、放射線モニタリングアクションプランに沿って、各種のモニタリングを実施しているもの。今回、平成24年9~11月に実施した、河川・水源地のモニタリングの測定結果を公表した。これによると、放射性ヨウ素は、水質・底質とも、全地点で不検出であった。放射性セシウムは、水質・底質とも、検出された地点があった。さらに、水質・底質採取地点近傍の周辺環境を確認するため、河川敷の土壌の放射性物質の濃度及び空間線量率の測定を実施したところ、土壌で放射性セシウムが検出され、空間線量率は0.10~4.77µSv/hであった。