環境省は、避難区域等における沢水モニタリングの測定結果を公表した。同省では、避難区域等の住民の不安解消に向けた対策の一環として、平成24年12月より、住民が飲用する沢水のモニタリングを実施している。今回、福島県内の避難区域等のうち8市町村(飯舘村、大熊町、葛尾村、川内村、田村市、浪江町、楢葉町、広野町)で、平成24年12月~平成25年2月に採取を行った結果を公表した。その結果、放射性セシウムのうちCs134は全調査箇所で不検出(検出下限値:1Bq/L)であったが、Cs137は葛尾村と川内村の各1検体で検出が見られた。また、Cs137の検出が見られた検体を、1µmガラス繊維ろ紙によりろ過し、再度測定した結果、全検体で放射性セシウムは不検出(検出下限値:1Bq/L)となった。同省では、平成25年度も、引き続き、沢水モニタリングを実施し、今後の測定結果は、随時ホームページ上で更新するという。