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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、低コスト製造法による高効率純緑色発光ダイオードの開発について発表

発表日:2008.07.22


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、同機構の産業技術研究助成事業の一環として、佐賀大学助教の田中徹氏が、低コスト製造法による高効率純緑色発光ダイオード(LED)の開発に成功したと発表した。これは、緑色領域の発光効率が著しく低下するという、これまでのLEDの課題を克服する技術であり、材料であるテルル化亜鉛の特性解明と要素技術の高度化を図ることにより実現した。テルル化亜鉛は、既存の緑色 LED材料とは異なり、ガリウム(Ga)、インジウム(In)など稀少金属を含まないため低価格であり、かつ資源枯渇の心配がない。さらに、低温・低圧でバルク結晶成長が可能であり、デバイス構造もシンプルであることから、製造コストの抑制が見込まれる。この技術開発は、既存の緑色LEDを超える高効率化が期待でき、省エネルギーに寄与するという。

情報源 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO
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